治療について

皮下組織治療

皮下組織治療には2つの種類があります。

ひとつは、皮下組織吸引法と呼ばれるものです。この方法は美容外科などでよく使われる脂肪吸引を応用したものです。手術の内容としては、わきの下に小さな穴を開けます。その穴からカニューレと呼ばれる金属の棒を先端につけた吸引器を差し込み、わきがの原因となるアポクリン腺などの汗腺を吸い出すことで、除去をするのです。

メリットとしては、まず傷口が小さいため、手術後の傷跡はほとんど残らないことです。また、切開などの必要もないので、体に負担が少なく、入院の必要もないことから、治療費がわきが手術の中では安価であることも魅力の1つでしょう。しかし、デメリットもあります。それは、原因となる汗腺を完全に除去できるわけではないことです。

医師がアポクリン腺を直接目で見て確認しながら吸引するわけではないので、どうしても取り残しが起きてしまいます。そのため、臭いの軽減には効果がありますが、完全に治療ということは難しいようです。また、医師の技術によって結果に差が大きく、わきがの治療に効果があるのは40%程とも言われています。軽度のわきがの方には効果があるのですが、重度の場合はあまり効果は期待できない様です。

もうひとつの方法として、皮下組織削除法があります。まず、わきの下の皺に沿って1㎝程、切り開きます。そこから、皮下組織削除器と呼ばれる特殊な器具を使用して、原因となる汗腺を削り取ります。この方法は半永久的に効果があるとされ、高い評価を受けています。

しかし、一度に治療できる範囲が狭く、場合によっては何か所も切開が必要となる事があるので傷跡が残りやすいのが特徴です。

それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、医師とよく相談し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。