治療について
ボトックスによる治療
ボトックスによる治療は「ボトックス」と呼ばれる成分をわきの下に注射して、汗を減らす方法です。ボトックスとはもともとはボツリヌス菌とよばれる細菌を製剤したものです。この菌は食中毒の原因として知られていますが、近年では、神経麻痺の効果があるとして美容整形などで注目されています。
また、この菌は発汗を促進するアセチルルリコンという物質を抑える働きがあることが判明しました。この働きによって汗の量を減らして、汗が出にくい状態を作ります。汗の量が減ることで、細菌の繁殖を防ぎ、臭いを軽減することにつながるのです。
あくまで、臭いの予防となるため、完全に治療できるというわけではありませんが、注射を打つだけで皮膚にメスを入れるなどのリスクがないため、手軽に行えるというのがボトックス注射の最大の利点でしょう。
痛みもなく、治療時間も5~10分程ということも魅力的です。注射後、すぐに日常の生活が送られるので普段の生活に支障もありません。しかし、デメリットもあります。この方法は永続的なものではなく、定期的に病院に通い、継続して注射を打つ必要があります。注射の効果は1回打つことで3~4か月程といわれています。
また、汗の発汗を抑え、臭いを軽減させることが目的の注射であるため、軽度~中度のわきがの方には効果があるのですが、重度の方にはあまり効果がないと言われています。
ボトックス注射は保険適用外の治療のため、回数を重ねると費用もかかります。自分のわきがの症状とよく相談してから治療に臨む必要があります。