治療について
では、手術後のトラブルの中でよく聞かれる色素沈着について掘り下げてみたいと思います。
なぜ、手術をすると色素沈着かにが起きるのでしょうか。わきがの手術では根治治療を目的としているため、植皮を行います。植皮とは皮膚の真皮も一部を取って、別の場所に貼りかえる事です。一般的には皮膚移植という方がわかりやすいかと思います。それによって皮膚の毛細血管が一時的に取り除かれてしまうことから色素沈着は起きてしまいます。
色素沈着とはメラニン色素が皮膚内に蓄積され、しみやくすみ、そばかすなどになった状態を指します。色素沈着の濃い・薄いは人によって差が出ます。アトピーを持っていたり、日焼けしやすい等、皮膚のトラブルが多い方は色素沈着が濃くなる体質の様です。体の中のメラニン色素が少ないと3か月程で薄くなるのですが、メラニン色素が多い場合は、術後2~3年経過しても、シミのように残る場合もあります。
手術後の再発についても心配ですよね。再発率については手術の内容によって大きく差が出ると言われています。手術は原因となるアポクリン腺を取り除くことを行います。しかし、このアポクリン腺の根が真皮に入り込んでいるため、根が残ってしまうことがあるようです。
これについては先程の植皮が重要になってくるのですが、不完全な手術ほど傷跡が綺麗であるという医師もいます。植皮を行えば、色素沈着は必ず起こります。それ故、アポクリン腺の除去が行われているということなのですが、植皮は行った箇所で色素沈着を起こすので術後の傷跡はあまりきれいではないということです。
どのような手術方法を選ぶかは再発のことも考えて病院と相談し、自分の納得する方法を選ぶのが大切だと思います。