わきがと多汗症

エクリン汗腺とは

エクリン腺は人間の体のほぼ全身にあり、肉眼では見えない小さな汗腺のことをいいます。

産まれた時から数は決まっており、赤ちゃんも大人も同じ数のエクリン腺を持っているのです。そのため、子供が汗をかきやすいのは体の面積に対して、表面にあるエクリン腺が多いためです。

では、エクリン腺の役割とはどのようなものがあるのでしょう。まず、最も大切な役割として体温調節があります。体温調節は人間の生命維持に欠かせない機能です。エクリン腺は人間の生命維持にとても重要な分泌腺といえるでしょう。また、皮脂腺から分泌される皮脂と、エクリン腺からの汗が混ざり、皮膚の潤いを保つという機能もあります。その他として、腎機能の補助作用もあります。

エクリン腺は全身に分布していますが、特に多いのは手のひら、足の裏、額です。エクリン腺が多いということは汗をかきやすい場所といえるでしょう。しかし、エクリン腺は全てが常に活動しているわけではありません。実は、全体の半分程度といわれています。この活動しているエクリン腺の数によって、かく汗の量もかわってきます。

エクリン腺から出る汗の成分はどうなっているのでしょう。よく、汗の臭いが気になることがあると思いますが、エクリン腺からの汗は99%が水分です。残りの1%に塩分やアンモニアなどが含まれていますがほとんど臭いはありません。しかし、かいた汗をそのままにしておくことで雑菌が繁殖し、臭いの原因となるのです。