わきがの基礎知識
アポクリン汗腺とは
わきがの主な臭いの原因となるアポクリン汗腺とはどのようなものなのでしょう。
この汗腺はわきの下、耳の中、性器の周辺、乳輪のまわりなど、特定の場所に集っているのが特徴です。その中でも最も多いのがわきの下といわれています。
アポクリン腺は真皮の下にある直径2~3mmの粒で、毛のある範囲に存在し、毛穴に向かって開口しています。また、肉眼でもわかるため手術による除去が可能と言われています。日本人の場合、1平方cmあたり、普通は1個くらいですが、ワキガの強い人は一部に密集していることもあるようです。
アポクリン腺から分泌される主な成分として、タンパク質、脂質、糖質、アンモニア、鉄分などが含まれています。逆に塩分はとても少ないのも特徴のひとつです。多くの成分が含まれる分、たくさんの栄養があり、菌を繁殖させやすいのも事実です。そのため、アポクリン腺からの汗は臭いを発生させやすい汗といえるでしょう。
では、なぜ臭いを発生させる汗腺が必要なのかと思いますよね。アポクリン腺は人間だけでなく、動物にもあります。アポクリン腺の役割は、体温調節ではなく臭いの原因となる汗を出すことにあります。臭いは動物にとっては仲間同士の確認や異性をひきつけるフェロモンのような役割があるため、体臭は大切なものなのです。人間の臭いにも同じような役割があるとも言われていますが。しかし、最近は、臭いに敏感な人が増え、アポクリン腺の分泌液の臭いは嫌われる傾向にあります。